本:「子規句集」
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■ 最近読んだ本 「子規句集」
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「子規句集」正岡子規 高浜虚子選 岩波文庫
を読みました。
いや、私はつい最近まで、
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句が正岡子規のものだということすら
ちゃんと認識してなかったんですが。
35年の短い生涯だった正岡子規。
どの句を読んでも、鮮やかにその景色が浮かんでくる。
この写実的なところが子規の特長でもあるらしいのですが。
今、「坂の上の雲」を読みつつあるので、
それと平行して、感慨深く心に響いてきます。
この文庫本は正岡子規の句の入門書としてはいいらしいです
ただ、これ、弟子の高浜虚子が選んだもので、相当偏った選になっているようです。
「鶏頭の十四五本もありぬべし」などが入ってない事で
後に、鶏頭論争などを引き起こしたとか。
また、別の句集も読んでみたいと思いました。
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子規はいいですよ。読みやすくで好みです。
おじさんなんかにとっては、幼名の「升(のぼる)」にひっかけて「野球(のぼーる)」という筆名を使ったぐらい野球好きだったのが、ポイント高いです。野球殿堂入りしている珍しい歌人です。
今やかの三つのベースに人満ちてそヾろに胸の打ち騒ぐかな
投稿: サンタパパ | 2004.10.01 07:38
サンタパパさん
>幼名の「升(のぼる)」にひっかけて「野球(のぼーる)」という筆名を使ったぐらい野球好きだったのが、ポイント高いです。野球殿堂入りしている珍しい歌人です。
へええー、そうなんですか!
それは知らなかったです。のぼーるっていいですねぇ。なんかお笑い芸人の芸名みたいだけど(笑)
句だけじゃなく、短歌もいいですね。
投稿: えりりょん | 2004.10.02 11:05